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ファクタリング・・HISグループ会社から3億円架空債権出で詐取

ファクタリング架空債権詐欺 HIF

 取引先に代金を請求する権利(売掛債権)を買い取る会社から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は3日、東京都江戸川区、イベント企画会社社長、色川渡容疑者(45)を詐欺容疑で逮捕した。 

 売掛債権を買い取る金融サービスはファクタリングと呼ばれ、進出する会社が増えている。同課は色川容疑者が2019年以降、複数の有名企業に100件以上の債権があるように装って同じファクタリング会社への売却を繰り返し、十数億円を詐取したとみて調べている。  


 逮捕容疑は2月、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)グループのファクタリング会社「HIF」(東京都新宿区)に対し、実在する2社の企業名を使った架空の売掛債権を売却し、計約3億円をだまし取ったとしている。  


一般社団法人「日本ファクタリング業協会」によると、詐欺被害の報告が増えており、担当者は「審査を早く終わらせるために取引先とのやり取りを詳細に調べないケースもあり、そうした事情が狙われている可能性がある」と話す。

 東京都内のファクタリング会社の社長は2019年12月、売掛債権の請求先だった会社に連絡したところ、「そんな会社とは一回も取引したことはありません」と告げられ、買い取った債権が架空のものだったことが分かった。被害額は約3億8000万円に上った。


 この会社は、家電製品の卸売業を装った会社から、家電販売大手企業に対する債権の購入を持ち掛けられた。相手の通帳にはこの企業からの入金記録があり、請求書も確認したため、債権を購入した。しかし実際はすべて偽造されていた。
社長は「通帳や取引記録など何から何まで偽造しており、見破るのは難しかった」と振り返る。相手の行方は分からないままで、被害を警視庁に相談しているという。

 

 都内の別のファクタリング会社の社長は「最近は新型コロナウイルスの影響で経営が苦しい会社が多い。とにかく取引がしたいと考えた会社の詐欺被害が増える可能性がある」と話している。【安達恒太郎】  

ファクタリング  取引先から代金を受け取る権利(売掛債権)を業者が買い取る金融サービス。
 

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