ファクタリング業界の自主規制機関

仮処分とは・・

2社間ファクタリング業者との間で支払いの遅延などによる不当な要求事案が起こっている場合、本訴「不当利得返還請求権訴訟」による結果を待っていては、本人、親族、会社に著しい不利益が発生する危険があり、保全を認める必要性が高い場合に、権利保全に必要な暫定的措置を認める処分です。

このような事案に対抗する手段は、民事保全法に基づく裁判所に対する「仮処分」の申し立てが有効です。
仮処分とは、裁判官の発する決定であり、裁判の一種です。
裁判所の判決の確定を待っていては、権利の実現が不可能になってしまうことがあります。そうならないように、法的に現状を固定したり一定の地位を仮に認めさせたりする決定が仮処分です。

 

STOP The   取立!!

本人・会社・親族に対する強硬な取立に
  取立禁止の仮処分申請・・・裁判所発令

命令に従わない場合は・・・・刑事事件になります。

仮処分の形態

しつこい電話の相手方に対して・・・

面会を求めてくる相手に対して・・・

「架電禁止の仮処分」

「面会強要禁止の仮処分」

張り紙、ビラ配り対して・・・「文書配布禁止の仮処分」

申立書の提出

仮処分の効果

この仮処分は民事保全法に基づく裁判手続きであり、とりあえず現在そこにある危険や困惑を取り除くために極めて有効な方法です。
 また、問題が裁判所という公の場に出されて法律の土俵に乗せられたことに意味があり、仮処分の申請をしたことによって、決定が出される前から相手方の動きが止まるという効果も期待できます。
 なお、相手方が仮処分の決定に従わない場合、「違反した一日又は一回につき○○円
の制裁金を支払え」という間接強制を申し立て、裁判所が制裁金の支払いを命じ、心理的に強制してその実現を図る方法があります。 

仮処分決定・・・熊本地裁        2.2.12

熊本地方裁判所

 

 

熊本地裁民事第1部は令和2年2月12日
悪質な架電・取立をする
ファクタリング業者に対し、
仮処分決定を発令

 

令和2年(ヨ)第○

仮処分決定

 

当事者の表示 別紙当事者目録記載のとおり


上記当事者間の仮処分命令申立て事件について,当裁判所は、債権者の申立

       てを相当と認め,次のとおり決定する。

 

主   文

 

      1 債務者(その他の使用人,代理人,使者等一切のものを含む。以下「債務者ら」
   という。)は、債権者の対し,面談,架電,手紙及びはがき等の
方法で直接交渉す
         ることを強要し
てはならない。

  2 債務者らは下記の行為をしてはならない。

 

 

  (1) 債権者及び債権者の」勤務先に架電すること

  (2) 債権者の勤務先周辺において,債権者の誹謗中傷する文書を掲示または放置すること

 

 

  令和2年2月12日

    熊本地方裁判所民事第1部

     裁判官 敷 間 薫